歌声に導かれ 僕は光を見つけたんだ それは 今にも消えそうな小さな光だったけれど 確かに強い光を放っていた だから僕はその光を守るために そばに置いた 時が過ぎて行くにつれ 君は光を取り戻す そうしてその光は きっと周りの人たちを 優しく照らしてゆくだろう たくさん怒って たくさん泣いて たくさん笑ったね 僕はそれが嬉しくて ついつい君の名を呼びそうになってしまった でも ねぇ 僕の事など忘れて 自由に空を舞う鳥のように生きてくれないか 名を呼び合う事で 僕にとらわれて欲しくないんだ こんな場所にうずくまっていないで さぁ 立って前に進もう? 君のためなら 僕はいくらだって利用されるよ 君の名を呼べずとも そしてこの命が あと僅かなだものだとしても でも 最期に一度だけ 僕だけの為に踊って見せてくれないか? 綺麗に踊ってくれたなら 君の前から消え去ろう 君が繋がれている鎖を 解き放つために そうして君は自由になる もう何にも縛られずに生きていけるよ だから、そんな悲しそうな顔をして僕を見ないで 君に 笑って生きて欲しいんだ 『さよなら』なんて言わないよ 僕はいつでも 君を見守っているんだから